「シルクロードは麺ロード」をテーマに、「世界麺フェスタ2008inさぬき」が5月3日〜6月15日、香川県の高松市と善通寺市の2会場をメーンに開催される。県観光協会や関係団体などで構成する実行委員会(委員長=梅原利之・香川県観光協会長・JR四国会長)が主催。梅原委員長は「シルクロードは文化の道。四国と世界は麺でつながっていることを世界に情報発信したい」と話している。
5月3〜6日は高松市のサンポート高松で、世界と日本の麺を食べくらべる「世界の麺・日本の麺『麺食堂』で味くらべ」が大型テントで開かれる。シルクロード周辺地域のギリシャやトルコ、ウズベキスタン、中国などから現地の料理人を招き、各地の麺料理が250〜300円程度で提供される。
日本からは地元の香川県のさぬきうどんの名店が軒を連ねるほか、全国的に有名な稲庭うどん、水沢うどん、氷見うどん、伊勢うどんのほか、皿うどん、ご当地ラーメン、有名産地のそうめん、大分名物だんご汁の店が出店される。
音楽や民謡舞踏が披露されるシルクロードバザール、ウズベキスタンのファッションショー、学術シンポジウム「シルクロードは麺ロード」など多彩なイベントが開かれる。
6月13〜15日、善通寺市の善通寺では、フェスタフィナーレが行われる。「さぬきうどん」の製法は、弘法大師空海が中国から持ち帰ったと言われるが、善通寺はその空海の生誕地。最終日の15日には、うどん法要などがある。このほか期間中には、中国陝西省のめん職人「麺点師」による刀削麺などの実演、中国雑技団や京劇公演などが予定されている。
世界麺フェスタの期間中の土曜、日曜には、琴平町や小豆島など、香川県内各地で連動したイベントが開催される。